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レオタードコレクション S-21

≫S-22

コレクション S-21 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 -
サイズ M
素材 ストレッチレース
ツーウェイトリコット・ホログラムグラデーション加工
ツーウェイベロア・シワ加工
カラー ホワイト
備考 #7417(1998年カタログ掲載モデル)の
襟ぐり仕様変更モデル

構造観察

コレクションの特徴 ホログラムのモチーフの拡大写真

大きなモチーフはツーウェイトリコット・ホログラムグラデーション加工という箔素材で、S-20でも見られたもの。 寄ってみるとストロングレッドの生地の上にレインボーカラーの箔を乗せており、まるで熱帯魚のような輝きを見せる。 カラーは下地の違いでストロングレッドとホワイトの二色を用意した。
コレクションの特徴 透け具合のチェック

厚手のベロア生地は透けにくいと思っていたが、結果はご覧の通り。 ただしこのケースは、純白のボディーと肌色のインナーの明暗さで目立っている事をお断りしておく。 実際は肌の上に肌色のインナーを重ねる為、ここまで目立つ事はないだろう。

このレオタードについて

このレオタードはササキスポーツの#7417(1998年のカタログ掲載モデル)をベースに、 襟ぐりの形状をボートネックからV字に変更したカスタムモデルと思われる。
そのベースとなった#7417の特徴と言えば、ネックラインから飛び出したホログラムのモチーフであった。
これを大胆で個性的と言えば聞こえはよいが、どう見ても変わったデザインである。
一方こちらのモデルは、襟ぐりをV字にする事でモチーフを配置する面積を僅かながら拡大し、 加えてモチーフも襟のラインに収まるように配置も変更。 ベースの#7417と比べると随分大人しく見えるが、個人的にはこちらの方が好感が持てる。
袖は可憐な花柄が描かれたエレガントな雰囲気のレース素材で、当方のコレクション #7170と同じものだ。
ちなみに袖のレース素材と先に紹介したホログラムのモチーフの箔(ツーウェイトリコット・ホログラムグラデーション加工)はどちらも 1998年に登場した素材で、当時の新素材を惜しみなく投入したモデルである。

それにしても、白いレオタードというのは、何か特別なものを感じる瞬間があって大好きなカラーだ。
白いレオタードは幾つか所有しているが、実は白のクラッシュベロアはこれが初のコレクションで、 このモデルを購入した大きな理由でもある。 手元でじっくり眺めてみると、ランダムに入った無数のシワが様々な表情を見せ、 実に美しい素材である事に改めて気付かされた。
そして当時は派手に見えてあまり好みでなかったホログラムのモチーフだが、現代の目線だと非常に効果的なワンポイントで、白のクラッシュベロアとの相性も抜群だ。 シンプルでありながら素材をバランスの良く組合せており、高級感すら感じる。 こうして振り返ると、1990年代末期のデザインも非常に素晴らしいと思う。