| メーカー | ササキスポーツ | ||
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| 品番 | - | ||
| サイズ | M | ||
| 素材 | ツーウェイトリコット・ホログラムグラデーション加工 ツーウェイベロア・シワ加工 |
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| カラー | ストロングレッド | ||
| 備考 | #7219G(1998~2000年カタログ掲載モデル) をジムナスト型から一般用へ仕様変更 |
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赤のベロアが眩しいこのレオタードはササキスポーツ1998年のカタログモデル#7219Gをベースに、
“ある部分”を仕様変更したカスタムオーダーモデルである。
その“ある部分”とはタグを見ると分かるのだが、その前に#7219Gについて軽く解説しよう。 #7219Gは品番末尾の“G”が示す通り、器械体操選手向けのカッティングを採用した「ジムナスト型」である。 当時のジムナスト型のサイズ展開は小さい方からGYM-S、GYM-M、GYM-Lというように、必ず“GYM-”から始まる表記が特徴だ。 ところが手元のタグを見るとサイズは「M」とだけ表記されており、これはジムナスト型では無い。 つまりこのレオタードは#7219Gをジムナスト型から一般用へ変更したオーダー品という事になる。 この事実だけ見ると拘りが詰まったオーダー品に見えるが、 2000年カタログの一部モデルには「(ジムナスト型を)一般用でもお作りしています(受注生産)」(J-7150) と記載があり(もしくはその逆のケースもあり)、パターンの差し替えを希望する声は意外と多かったのだろう。 ところで、私がこのレオタードを購入しようと思ったのは、希少なカスタムモデルだからという理由ではない。 ストロングレッドという鮮やかな赤に心惹かれたのもあるが、 それ以上に、コレクションにクラッシュベロアがほとんど無い事に一抹の寂しさを感じたからだ。 薄いプリント生地が正義だと信じていたかつての私にとって、厚ぼったいベロアも、キラキラした箔も、 当時は到底受け入れ難い素材であった。それなのに、それが今はコレクションに迎え入れたいと思ったのだから、 人間の好みとは不思議なものだ。 最後にこのモデルのデザインに目を向けると、やはりデコルテに配置した箔素材に目が留まるだろう。 これはツーウェイトリコット・ホログラムグラデーション加工というもので、箔素材の新たな可能性を求めて1998年に登場した素材だ。 カタログで「立体的で、大胆な光沢表面が美しさの中にも強さを感じさせます」と紹介している通り、 非常に煌びやかでインパクトの強い箔素材だと言える。 ストロングレッドのクラッシュベロアともマッチしており、ゴージャスで力強いデザインだ。 |