#7402 ①≪

レオタードコレクション #7402 ②

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ササキスポーツ #7402 ② データ

メーカー ササキスポーツ
品番 #7402
サイズ M
素材 ツーウェイトリコット(プリント)
ツーウェイベロア
ツーウェイトリコット(カラーメタリック加工)
カラー ピンク
備考 1997、1998年カタログ掲載モデル
襟に損傷と箔素材に劣化あり
右腰部に学校名のプリントあり

構造観察

コレクションの特徴 箔素材部分の拡大写真

カラーメタリック加工と呼ばれる、ドット状の箔が施された素材。
劣化で剥がれ落ちやすい素材だが、こちらはまだ辛うじて残っている。
ただ、本来はガンメタのようなもっと強い光沢となる。
コレクションの特徴 ロゴの拡大写真

右の腰部にはSASAKIのロゴと、その上に学校名と思わしきプリントが入る。
どんな選手が着て、どんな演技をしたのだろうか。 そんな事を想像しながらリビドーを解放させるのも悪くない。

このレオタードについて

前頁に続き、 ササキスポーツ1997年のカタログから#7402のもう一つのカラーの「ピンク」を紹介する。
このモデルはプリント生地とベロア、そして箔素材をパズルのように組み合わせたデザインをしており、 異素材の組み合わせが主流だったこの頃らしい、複雑なデザインが特徴だ。 カタログではこのモデルを「ダイヤモンドの輝きを表現したプリントと、ベロアに同色のツーウェイトリコット・カラーメタリック加工の素材をポイント切替えで組み合わせました。 シックな色使いが、かえって迫力をもたせています。」と紹介している。

そのダイヤモンドの輝きを表現したというプリント生地はこの年に登場した新作で、ブルーがクールな印象だったのに対し、 こちらは柔和で女性的な感じを受ける。 そして左肩から腰に走る箔素材「カラーメタリック加工」も同年登場の新素材で、ササキスポーツの箔素材はここから始まった。 カタログではこの箔素材を「ドット状に特殊な加工処理を施した表面に、強く鋭い輝きが見られる。異素材との組み合わせが効果的。」と紹介していて、 その言葉通り、このモデルも箔素材が非常に効果的で目を引く存在となっている。
ただ、このドット状の箔というのが劣化等で剥がれ易く、前頁や同じ素材を使う#7406を見ての通り、 状態を保つのが非常に難しい素材である。 まだこの個体はメタリックの雰囲気は残っているが、それでもあと一回でも洗濯したらボロボロになってしまうだろう。 同じく劣化で剥がれ易い「SASAKI」のロゴもまだ辛うじて残っており、この状態をキープしたいなら着用せずに大人しく保管するのが無難・・・というのが悩ましい。
それでも叶う事なら、ブルーとピンクのカラー違いの合わせは撮影してみたいものである。