競泳水着コレクション

AQUASPEC(アクアスペック)

アクアスペックは水との摩擦抵抗を徹底的に抑える目的で開発された素材で、1992年に登場した。
前作アクアピオンがナイロン‐ポリウレタン繊維だったのに対し、アクアスペックはポリエステル‐ポリウレタン繊維に変更。 それを高密度に編み上げた上、生地を熱プレスで圧縮加工することで薄く、表面平滑性にも優れた素材となった。
そんなアクアスペックはドライでは強い光沢を放ち、ツルツルとした気持ち良い肌触りがある。 また、生地は伸びがとても良く、ピタピタっと肌に吸いつくような着用感は非常に気持ち良い。
一方で締め付けはそこまで強い訳ではなく、現代の競泳水着と比べると心許ないくらいである。 当時の選手は1サイズ下を好んで着るなんて噂も耳にしたが、実際着てみるとあながち嘘でもない気がする程、緩く感じる。

スピードは1996年に新素材「アクアブレード」をリリースして以降、アクアブレードシリーズを充実させていくが、 アクアスペックも併売され、スピードを代表するマテリアルとして長く販売された。 2005年のカタログでもチームオーダー扱いながら素材としてアクアスペックを選ぶ事も出来、非常に息の長いマテリアルだった。
カッティングに於いてもハイレグ至上最高傑作と言えるマーキュラインの他、S-2000等を採用し、まさに1990年代を代表する競泳水着(マテリアル)と言える。

尚、同素材でもスタイルに特徴のある「S2000」は別項目で紹介する。

AQUASPEC コレクション

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AQUASPEC マテリアルバリエーション

AQUASPEC アクアスペック アクアスペックにストライプ状の撥水プリント加工を施した素材
ポリエステル80% ポリウレタン20%
AQUASPEC W アクアスペックW 特殊セラミックを含んだ繊維を使用し、透けにくくなった素材
ポリエステル85% ポリウレタン15%
(透け具合を確認するため、生地裏側に商品タグを重ねています)
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