競泳水着コレクション

TLINER SERIES(ティーライナー)

TLINERは撥水性に優れたハイドロSPをベースに、多数入ったステッチが特徴の新シリーズで、2003年に登場した。 このステッチは水の抵抗を最小限に抑えるために高密度、かつフラットなもので、これが身体への密度を高めて筋肉をホールドし、引き締まった動きを実現。 泳ぎの軽快感をアップさせたという。
当初のラインナップは従来のハイレグモデル「スパイラルカットⅡ」の他、ハーフスパッツの「チューブ」、ロングスパッツの「フルチューブ」をラインナップ。 そして競泳水着としては極めてに珍しい、ブラトップとスパッツに分かれたセパレートモデル『TLINER-S』を受注生産という形で用意した。 もちろんチームオーダーシステムも用意され、パーツ毎にカラーを細かく指定し、オリジナリティあふれる一着を作る事も可能だった。
初代TLINERはハイドロSPを全面に使用しており、品番もハイドロSPと同じ400番台を名乗ったのも特徴だ。

その後のTLINERは素材の開発と共に進化を続け、複合素材の競泳水着として歩んでいく事になる。
また、これ以降のTLINERの品番は、廃番となったハイドロTFの300番台に改められた。

・TLINER TYPEZERO(2004年)
  →ハイドロSPと水の整流効果を狙った素材『デュアフロー』を採用
   スパイラルカットⅡ(ALS310)とホールドカット(ALS311)の二種類のカットを用意
・TLINER TYPEZERO-ST
  →ハイドロSPとデュアフローのソフトバージョン『デュアフローST』を採用
・TLINER TYPEZERO-X(2006年)
  →ハイドロSP、デュアフロー、デュアフローSTを身体の部位に応じて使用
   TLINER TYPEZERO-Xは2006年のグッドデザイン賞を受賞
・TLINER ARROWAVE(2007年)
  →ハイドロSPと新素材『アローウェーブ』を採用
   一部モデル(TUBE(ハーフ)、ロング)では部分的に『アローウェーブTP』も使用

TLINERはアシックスのトップモデルとして毎年のように新モデルが投入されてきたが、2008年に上位モデルの『トップインパクトライン』が登場すると、 その下位モデルとなる『パフォーマンスライン』としてシリーズが続いた。

・TLINER nC(2011年)
  →シリーズ初のクロス素材(3CSKIN)とニット素材(スプラッシャー)を組合わせたモデル
・TLINER k(2012年)
  →スプラッシャーSとスプラッシャーを組み合わせたオールニットモデル
・TLINER nC+(2013年)
  →3CSKIN-HとスプラッシャーSを組み合わせたモデル

スイムウェアを扱う某ネットショップの情報によるとTLINER kのカタログ品は2016年で廃盤、セミオーダーは2017年2月で受付終了だった模様で、 14年近く続いたTLINERシリーズは生地の在庫終了と共に終わりを迎えたようだ。

TLINER コレクション

ALS409 ALS310 ALS334 ALS344 08SS ALS54A
ALS54A ALS348 ALS352 ALS352

TLINER マテリアルバリエーション

HYDRO SP ハイドロSP 全面で水を弾き、保水率を低減する撥水加工を施した素材
ポリエステル70% ポリウレタン30%
【ハイドロSPコレクションはこちらから】
DUAFLOW デュアフロー 吸水性の異なる2種類の糸をストライプ状に使用し、水の整流効果による低抵抗を狙った素材
ポリエステル80% ポリウレタン20%
DUAFLOW ST デュアフローST デュアフローのソフトバージョン
ポリエステル80% ポリウレタン20%
ARROWAVE アローウェーブ 細かい突起をウェーブ状に配置し、流水抵抗を抑えた素材
ポリエステル80% ポリウレタン20%
SPLASHER スプラッシャー 水を表面ではじき、スムーズに流す特殊加工を施した素材。伸縮性が高く、身体にも心地よくフィット
ポリエステル75% ポリウレタン25%
【スプラッシャーコレクションはこちらから】工事中
SPLASHER S スプラッシャーS 伸長回復性にすぐれた素材「SPLASHER」をベースに、ストライプ組織を加えることでホールド性を高めた
ポリエステル70% ポリウレタン30%
【スプラッシャーコレクションはこちらから】工事中
NO IMAGE 3CSKIN-H 競技【competition】用に締め付け【compresssion】を高めた織物【cloth】
ナイロン80% ポリウレタン20%
※織物(クロス素材)は当館では取扱わないため、素材の紹介のみ
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