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レオタードコレクション No.59

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コレクション No.59 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 C-7712G
サイズ GL
素材 ツーウェイトリコット・カラー箔加工(砂)
カラー ロイヤルブルー×ピンク
備考 2012年カタログ掲載、オーダーコンポモデル
ジムナスト型(SASAKI GYMⅢ型)

構造観察

コレクションの特徴 箔素材の拡大写真

ツーウェイトリコット・カラー箔加工(砂)という名称の素材で、 その名の通り着色した砂状の箔を生地に定着させたもの。
非常に強いメタリック感が特徴だ。
ただし砂状の箔を使うせいか、表面は若干ザラザラした肌触りがある。
コレクションの特徴 足口のゴム部分

従来は足口のゴムが交換できる仕様だったが、このモデルは本体に直接縫いつけられている。
ゴムを通す部分が不要になった分、レッグ部分の見た目がシャープになった。
一方、ゴムが劣化しても交換出来なくなってしまった。

このレオタードについて

ロイヤルブルーが美しいこのレオタードはササキスポーツ2012年のカタログモデルで、 イージーオーダーシステムである「オーダーコンポ」扱いの商品である。

このレオタードの特徴は、何と言っても全て箔素材で構成された圧倒的光沢感である。
その光沢はツーウェイトリコット生地に施された砂状の箔素材によるもので、 従来は切替えやモチーフなどワンポイントで使われてきた素材だ。 これを全面で使用する事により、まるでメタリックを着るような輝きを手に入れた。
カタログでも説明されているがこの素材は伸びにくい性質があり、サイズ合わせがややシビアになった。
だが言い換えれば締め付けが強い素材でもあり、身体にピタピタっと張り付く感じは通常のトリコット生地では決して味わう事が出来ないものだ。 その質感はヌメっとしたもので、艶やかで、なまめかしい姿を映しだす。
ところで、従来のササキスポーツのレオタードは足口の調整にゴムが入替えられるようになっていたが、この頃からゴムが本体に直接縫いつけられ、 基本的にゴムの交換が出来ない仕様になった。ササキスポーツのレオタードが新しいフェーズに入ったとも言える出来事だ。

このモデルも製造から十年以上経過し、今後箔素材やゴムの劣化が懸念される。
可能であればオーダーでもう一着入手したいところである。