メーカー | ササキスポーツ | ||
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品番 | #7633 | ||
サイズ | L | ||
素材 | ツーウェイトリコット・プリント(箔加工) ツーウェイベロア |
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カラー | IDBU(インディゴブルー) | ||
備考 | 2008、2009年カタログ掲載モデル |
プリント生地のマクロ撮影写真 レース風の柄をプリントした生地。 マクロで見るとレース柄の再現度が高く、本物のレースに見える。 その上にドット状の箔加工を施すことで光沢に変化を与えている。 |
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ラインストーンの拡大写真 2000年代後半になるとラインストーンは付いていて当たり前の装飾に。 異なる大きさのラインストーンを配置する事で奥行き感が出ている。 |
インディゴブルーのベロアが美しいこのレオタードは、ササキスポーツ2008年のカタログモデルである。 ササキスポーツはこのモデルを「一般用」、つまり用途を指定しないモデルとしてカタログに載せていたが、 既にこの頃の新体操はスカート付きが主流であり、実質このモデルは器械体操用と見て差し支えないと思う。 ところで2000年代の体操用レオタードと言えば、新体操と器械体操で形もデザインもはっきりと道が分かれた時代である。 前者にはスカートが付き、箔素材やラインストーンで煌びやかに仕上げたモデルが多かったのに対し、 後者は箔素材や装飾はアクセント程度に、ダーク系のベロアをメインとした落着きのあるモデルが多かった気がする。 このモデルも正にその流れを汲むデザインで、2000年代後半らしいデザインと言えるだろう。 このレオタードの見どころは、上品で滑らかな光沢のあるインディゴブルーのベロアだと私は勝手に思っているが、 それは肩口から左袖にかけて続く複雑で細かい柄の部分があってからこそ。 一見レース素材に見えるこの部分は、実はレース調のプリントを施したプリント生地で、近くに寄ると実にリアルな描写がされているのに驚かされる。 その上にはドット状の箔素材が乗り、光沢に変化を与えている。 このプリント生地とベロアの相性が抜群で、絶妙な切替えも相まってシンプルでありながらエレガントな雰囲気が漂う。 さりげなく配置したラインストーンもとても効果的で、非常に魅力溢れる一着だ。 この個体は新品同様のタグ付きという非常に状態が良く、お気に入りの一着である。 難点と言えば、状態が良すぎて袖を通せないというところだろうか。 これを着こなせるモデルさんに袖を通して頂きたいと思う次第である。 |