メーカー | ササキスポーツ | ||
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品番 | #7441 | ||
サイズ | L | ||
素材 |
ツーウェイトリコット(プリント) ツーウェイトリコット・カラー箔加工(砂) ツーウェイベロア |
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カラー | レッド | ||
備考 | 2000~2002年カタログ掲載モデル |
箔素材の拡大写真 箔素材は劣化しやすいが、当時の輝きがまだ残る。少しヌメっとした、艶感ある光沢が伝わるだろうか。 カタログではこの素材を「光を反射する箔そのものに色づけし、砂状にしきつめ鮮やかな単色カラーを実現」と紹介している。 |
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プリント生地の拡大写真 ジュピターという名の通り、木星の模様のような複雑な柄が特徴。 「カタログで極限に近い細部の表現に挑戦」と紹介しており、非常に細かなところまで描かれた生地である。 <こちらで更に生地に寄った画像が見れます> |
幻想的なグラフィックが特徴のこのレオタードは、ササキスポーツ2000年のカタログモデルである。 その特徴あるグラフィックは「ジュピター」といい、その名の通り木星の模様のような複雑な絵柄だ。 カタログではこの素材を「この柄では極限に近い細部の表現に挑戦。奥行き、広がりといった空間が感じられます」と紹介しており、 レオタードの表現の可能性を追求するササキスポーツの姿勢が感じられる。 ご多分に漏れず、このプリント生地も薄手でスベスベとしており、至高の素材である事は言うまでもない。 一方、デザインに関しては、プリント生地とベロアの切替えという1990年代から続く定番のもので、 販売当時から目新しさはあまり感じなかった。 それでもプリント生地とベロア境にトレンドの箔素材を配置しており、そのあたりにこの頃らしいデザインを感じ取れる。 このモデルが登場した2000年頃はネット通販が出始めた頃で、 私が初めてネット通販で購入したのはこのモデルではなく、#7448(コレクションNo.44と同品)であった。 当時はこのゴテゴテしたデザイン(恐らく箔素材)が好みでなく、見向きもしなかったのだ。 それから年月が経ち、様々なレオタードに触れていく中でこのモデルをオークションで見つけた。何故か私はこのプリント柄に惹かれ、 気付けば手元にこのモデルを迎えていた。 手元に届いみると、赤いジュピターの柄にベロア黒色、そして箔素材の金色という色の組合せが実にマッチしていて、 大人っぽい香りがムンムンと漂ってくる。 そしてジュピターのグラフィックからはミステリアスで妖艶な雰囲気もあり、実に堪らないモデルである事に気付かされた。 あの時は見向きもしなかったのに、今は素直に「良い」と頷けるのだから人間不思議なものだ。 このレオタードにはどんな色や装飾の手具が似合うかなんて想像を膨らませながら、末永くこのモデルを愛でたいと思う。 |