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レオタードコレクション No.37

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コレクション No.37 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 #7402
サイズ M
素材 ツーウェイトリコット(プリント)
ツーウェイベロア
ツーウェイトリコット(カラーメタリック加工)
カラー ブルー
備考 1997、1998年カタログ掲載モデル

構造観察

コレクションの特徴 プリント生地の拡大写真

青を基調とした幾何学模様の柄はダイヤモンド輝きを表現したもの。 生地のタイトルも「ダイヤモンド」である。
生地表面はとてもスベスベしているが、以前のような薄さは感じられない。 生地に張りがあるというか、コシのあるしっかりとした生地感だ。
コレクションの特徴 箔素材部分の拡大写真

カラーメタリック加工と呼ばれる、ドット状の箔が施された素材。
これは劣化で箔が剥がれ落ちているが、本来は非常に強い光沢を放つ。
同素材を使うモデルでも同じ劣化が発生しており、非常に弱い素材だということが分かる。

このレオタードについて

プリント生地にベロアと箔素材をパズルのように組合わせたこのレオタードは、ササキスポーツ1997年のカタログモデルである。
90年代のレオタードは異素材を組合わせたデザインが主流で、中でもプリント柄とベロアの組合せは非常に多く見られた。 このためか、多彩なプリント生地が用意されていたのも、この頃の特徴と言える。
実際にササキスポーツ1997年のカタログを見ると、プリント生地の絵柄だけでも13種類もあり、 それにカラーバリエーションを含めるとなんと28種類ものプリント生地を展開していた。
ダイヤモンドの輝きを表現したというこのプリント生地も、その中のひとつだ。
青を基調とした幾何学模様のプリントは、ブラックの箔素材と合わせることでクールで知的な印象を与える。 一方、ベロアの質感が滑らかで柔らかな女性らしさも感じさせる。 襟のデザインともマッチしていて、秀逸なデザインだと思う。

こんな感想を書くとあたかも昔から持っているように聞こえそうだが、 実はこのレオタードを入手したのはごく最近の事で、このサイトを作っている最中に入手した。 以前から購入リストに入っていたものの、何故かいつもタイミングが合わず、購入機会を逸していたのだ。 そんな時、オークションでレオタードをまとめ買いした中にこの一着が入っていて、思いがけぬところから舞い込んできた。
箔劣化もありコンディションとしてはあまり良いとは言えないが、当時の雰囲気は十分に楽しんでいる。
しかし欲を言えば、状態の良いものをもう一着増やしたいところである。