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レオタードコレクション No.23

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コレクション No.23 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 -
サイズ L
素材 ツーウェイトリコット
カラー ホワイト
備考 #7077(1992、1993年カタログ掲載モデル)の
衿ぐり仕様変更モデル

構造観察

コレクションの特徴 切替しの柄を内側から見る

パッチワークのような複雑な切替えは、ロックミシンで丁寧に縫い合わせたもの。 プリント生地のシャープなラインは得られないが、職人の丁寧な仕事や温かみを感じられる部分だ。
コレクションの特徴 左腰のアイコンをカタログ写真と見比べる

#7077のカタログ写真では赤いアイコンが使われているが、本品では白いアイコンが用いられている。
これもカスタムオーダーによる指定なのだろうか。非常に興味深い部分だ。

このレオタードについて

このレオタードはササキスポーツ1992年のカタログ掲載モデル#7077をベースに、衿ぐりの形状を変更したカスタムオーダーモデルである。 オリジナル(コレクションNo.22)がU字ネックであるのに対し、こちらはジッパーバックのハイネックに変更されている。 ホワイトのカラーは#7077にも設定があったが、形状変更に伴い、首元の足りない部分のデザインは延長という形でアレンジされている。
ササキスポーツのカスタムオーダーというと、決められたデザインの中で好みのカラーを選んで仕立てる「オーダーコンポ」があるが、 これが登場したのは1998年の事であった。それまではササキ特約店で注文書に事細かに指示を記入し発注する方式であったため、 その敷居はやや高かったのかもしれない。
このレオタードを着用した選手がどのような理由でこの形状を選んだのかは分からないが、ハイネックのデザインが好みだったか、 もしくはジッパーバック特有の包み込まれるような着心地が好きだったか、どちらかの理由で選んだのではないだろうか。 当時はジッパーバックのレオタードを着用する選手が多く見られたのだ。

さて、本品は着用回数が少なかった為か、生地コンディションは非常に素晴らしいものであった。 だが、洗濯で皮脂が落ちきれていない状態で長期保管した為か、レオタード内側に著しい染み汚れがあったため、思い切って大々的なホームクリーニングを敢行。 本来の白さを取り戻せたかは分からないが、染み汚れはすっかり目立たなくなり、納得のコレクション入りとなった。 このような既製品番に対して形状変更をしたものは初のコレクションで、非常に貴重で価値のある一着である。

※関連レオタード:No.22【同デザイン、形状違い】