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レオタードコレクション #7406 ②

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ササキスポーツ #7406 ② データ

メーカー ササキスポーツ
品番 #7406
サイズ M
素材 ボディーシェルα
ツーウェイトリコット
ツーウェイトリコット(カラーメタリック加工)
カラー ホワイト×ロイヤルブルー
備考 1997年カタログ掲載モデル

構造観察

コレクションの特徴 箔素材の拡大写真

「ツーウェイトリコット・カラーメタリック加工」は1997年のカタログで登場した素材。 水玉模様のような大き目のドットが特徴だ。
このため少し独特な光の反射を見せる。
コレクションの特徴 箔素材のマクロ写真

劣化が無くほぼ完全な状態に見えたが、部分的に割れが生じている。
箔自体に伸縮性が無いため、着脱時のストレスで割れてしまったのだろう。
こういった部分から箔が剥がれ始めるのだと考える。

このレオタードについて

前頁に続き同じモデル、 それも同じカラーの紹介となるが、お付き合い願いたい。

このモデル、それもこの「ホワイト×ロイヤルブルー」というカラーは、 前頁で紹介したものを含め、過去三着保有していた事がある。 なぜ同じモデル(しかも同色)を複数所有していたのかと言えば、お気に入りのモデルである事は勿論であるが、 コンディションを保つのがなかなか難しいからである。
具体的には、このモデルの特徴である左肩に入る箔素材は剥がれ易く、しかも色移りもし易い。 更に白い生地(ボディシェルα)も長年の経年劣化で痛む事が判明し(恐らく加水分解)、着用の度に洗濯をする着用派にとっては 非常に頭を抱えるモデルなのだ。
そんなこんなで、オークションで見かけては購入していたら、三着も手元にある事態になってしまったのだ。
生産から既に二十年以上経過しており、痛みの無い個体はもう入手出来ないのだろうかと諦めていた時、この極上の一着と出会い、無事当館で迎える事となった。

左腰に付く「SASAKI」のロゴに剥がれや劣化があるものの、肝心の箔素材に関してはほぼ完全な状態で、当時の輝きを今に残す貴重な一着だ。 着用派としては不本意であるが、欲に負けて着用すれば箔部分は一発アウトだろう。 この状態をキープするためにも着用禁止とせざるを得ない。
永久保存版として、この姿を末永く守っていきたいものである。