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レオタードコレクション No.15

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コレクション No.15 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 #7159
サイズ M
素材 ツーウェイトリコット(プリント)
ツーウェイトリコット
カラー パープリッシュネイビー
備考 1992、1993年カタログ掲載モデル

構造観察

コレクションの特徴 前面の絵柄の拡大写真

僅かにプリントの滲み(画像中央付近)があるが、シャープなラインを描く。
この頃のプリント生地は薄く、柔らかく、ツルツルとしていて、非常に気持ち良い。 ツーウェイトリコット生地が持つ、落ち着いた光沢も上品だ。
コレクションの特徴 裏側を見た写真

襟ぐりと袖の白い部分は、白のツーウェイトリコットによる別パーツとなる。
内側から見ると複雑な縫製をしており、職人の丁寧な仕事を見て取れる。
残念ながらこの個体はこの部分にテンションが掛かりすぎて、一部糸が切れてしまっている。 前の持ち主が無理に着用してしまったのだろう。

このレオタードについて

ヨーロッパの紋章のような絵柄が印象的なこのレオタードは、ササキスポーツ1990代初期のモデルで、 私の手元にある1993年のカタログにも掲載されているモデルである。
このレオタードもプリント生地のモデルだが、襟ぐりと袖の白いラインは別の白い生地を使用しており、 この手のデザインにありがちな“オールプリントモデル”ではない。 カラーはこの紫がかった濃紺色の「パープリッシュネイビー」の他、レッドとブラックの三色の展開だった。 中でもパープリッシュネイビーは絵柄と良くマッチしており、優雅で気品ある雰囲気がある。

ところでこの個体は一部の縫合部分にダメージがあり、無理に引っ張って着た痕跡なのだろう。 コンディションとしてはあまり良く無いのが残念だ。 叶うことなら素材を現代のものにアップデートした上でリバイバル出来ないものだろうか。きっとこの美しいデザインは現代でも通用するに違いない。
しかしそれは無理な相談なので(笑)引き続き状態が良いものを粘り強く探したいと思う。

ところでこのモデルは人気が高かったのか、マニア向けの新体操競技ビデオで着用選手を結構見かける。 スクールカラーっぽい感じが学校の部活動で受け入れやすかったのだろうか。
当時の着用選手を想像しながらエロ事に使えば、背徳感満点の一着と言えそうだ。