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レオタードコレクション #7472

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ササキスポーツ #7472 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 #7472
サイズ M
素材 ストレッチメッシュ
ツーウェイトリコット・カラー箔加工(ドット)
カラー パープル
備考 2001年カタログ掲載
オーダーコンポモデル

構造観察

コレクションの特徴 スパンコールの拡大写真

隙間なくびっしりと縫いつけられたスパンコール。
スパンコールは直接レオタードに縫いつけているのではなく、スパンコールをブレード状にした「パーツ」をレオタードに取り付けている。
コレクションの特徴 箔素材の比較写真

左が当該品(#7472)で、右が#7406 ①
ドットが小さくなり(直径約2mm→約1mm)、箔も剥がれにくくなった。
コレクションの特徴 箔素材(下地)の劣化写真

劣化は特にお尻の割れ目の所で発生しており、その部分を裏側から撮影した。
下地のトリコット生地が劣化しており、伸びている様子がわかる。
ポリウレタンの劣化によるものだろう。

このレオタードについて

このレオタードはササキスポーツの2001年モデルで、オーダーコンポ扱いの商品である。
オーダーコンポとは、予めデザインされた中から各パーツのカラーを選び、 オーダーメイド感覚で自分好みの一着を作ることができる、 ササキスポーツのイージーオーダーシステム。 フルオーダーのような自由は無いが、簡単に自分好みのカラーで仕立てられるのがウリだ。
2001年のカタログではレオタードで5種類、オールタイツ(ユニタード)で8種類も用意されており、 手元に届くまで時間が掛かるものの、選手の好みや個性が主役の時代に突入したと言える。

さて、ご覧の通りこのモデルは箔素材をメインで使用している。 これまで部分的に使われがちだった箔素材が、 2000年頃からメインの素材として使われ始めたのだ。 また、スパンコールやラインストーンなどの装飾も当たり前のようになり、 この辺りから新体操用レオタードは独自性を強めていく。
キラキラのレオタードはあっと言う間に人気となり、主流の座に就いた事はご承知の通りだ。

ただ、当時の私はこの流れに正直大きな違和感を持った。薄くてツルツルとしたものこそがレオタードの正義であり(笑)、 装飾のついたキラキラのレオタードなんか絶対買わないと思っていた。
だが時間が経ち、見慣れてくるうちに欲しくなってしまうのだから不思議なものだ。そして遂にこの一着を入手してしまったのだ。 袖を通してみれば身体のラインが光沢によって強調され、「これはこれでアリかも」なんてすぐに気に入ってしまうのだから、我ながら現金ヤツだと思う。(笑)
そんなお気に入りの一着なのだが、最近では箔素材の劣化が進行してきて頭を抱えている。(マジで)