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ササキスポーツ #7204G ② データ

構造観察

		腕を通した時の袖の光沢感 とても光沢のある生地で、 その触り心地はツルツルとしていて気持ち良い。 期待を裏切らない着心地だ。
		生地を裏側から見る プリント生地と言えば白い下地に色や柄を重ねるのが一般的だが、 このバンブーという生地は、色のあるトリコット生地に柄部分のみプリントしている。

このレオタードについて

前頁に続き、 ササキスポーツ1994年のカタログから#7204Gを紹介する。 先に紹介した通り、このレオタードは器械体操選手向けモデル「ジムナスト型」で、その最初期モデルである。 「バンブー」という名のこのプリント生地は、色のある下地に模様の部分をプリントしたという、他にあまり見ないタイプのプリント生地だ。 このプリント生地は他にも幾つかのモデルで採用され、1990年代のササキスポーツを代表するプリント柄の一つと言えよう。 カラーはこのパッションピンクと前回紹介したレモンイエロー、そしてホワイトの三色が用意された他、特注と思われるカラーも存在する。 さて、前頁のものは生地に伸びや劣化があり、あまり良い状態とは言えなかった。 そこでよりコンディションが良いものを探していたところ、この個体に出会った。 こちらはロゴに経年劣化があるものの、生地が伸びた感じは全く無く、中々良いコンディションではないだろうか。 特に背面、首で留めるスナップのところの穴の大きさを見ると、こちらのMサイズは穴が大分小さい。 つまり、こちらのMサイズの方は生地が伸びていない状態と言えそうだ。 生地触感は非常にツルツルでサラサラとしており、これが本来の質感なのだ。それだけでもこの個体を入手した意義があると思う。 ところで、このパッションピンクという蛍光カラーは写真で見るよりも鮮やかというか派手で、これを競技（人前）で着るのはなかなか勇気が必要な気がする。 どちらかと言えば、エネルギッシュで可愛らしいジュニア選手の方が似合うかもしれない。