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ササキスポーツコレクション #7122

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ササキスポーツ #7122 データ

メーカー ササキスポーツ
品番 #7122
サイズ M
素材 ツーウェイトリコット(プリント)
ツーウェイトリコット
カラー ブラック×ターコイズブルー
備考 1992年カタログ掲載モデル
(登場時期調査中)

構造観察

コレクションの特徴 花柄プリントの拡大写真

ツルツルとした肌触りを持つ、90年代初期らしい上質なプリント生地。
その多くが薄手だが、それと比べてこちらは若干厚みと張り感がある。
当時、このような花柄は日常のあちこちで良く見掛けた気がする。
コレクションの特徴 左腰に付くアイコンの拡大写真

製造から30年以上経って、ここまで状態の良いアイコン(ロゴ)は見た事が無い。 せっかくなので極上の状態をスキャナーで取り込んでみた。
(このあと撮影でトルソーに着せたら、案の定ヒビが入った)

このレオタードについて

この花柄のプリントと二色のトリコット生地を組み合わせたレオタードは、ササキスポーツ1990年代初期のモデルにあたる。 詳しい登場時期は調査中だが、1992年のカタログにも掲載されており、カラーはご覧の「ブラック×ターコイズブルー」と「ブラック×レッド」の二色を展開した。(ちなみに1992年をもって廃番)

1990年代初期と言えばプリント柄が全盛期で、数々の名作がこの時期に登場している。 その多くが何とも表現し難い奇抜な柄をしており、女性受けしそうな花柄は意外と少ない気がする。 中でもこのようなイラストタッチで描かれた花柄は、後にも先にもこのモデルくらいではないだろうか。 軽やかなタッチと淡い色使いで描かれた花柄は、軽快で爽やかな印象があり、当時の新体操の演技にピッタリな絵柄と言えるだろう。
そして大胆な切替えのラインは腕を高く上げればスラリと長く見え、なかなか考えられたデザインであることに気付く。 写真で見る「静的な姿」よりも、実際の演技の「動的な姿」の方が魅力を感じるかもしれない。

さて、この個体は2024年にフリマサイトで購入したが、なんと極上のコンディションを誇る一着であった。
生地の状態が良いのは勿論、 ひび割れや剥がれやすい菱形のアイコンまで完全の状態で残っていた事に驚かされた。 更に、間違いなく伸びてしまう脚ぐりのゴムまで新品状態で、これはもう奇跡としか言えない。
恐らく一度も着用をしていない、デッドストック品だったのだろう。
奇跡のコンディションとも言えるこの一着を、末永く大切に保管したいものである。